重症患者の治療に呼吸療法認定士が注目されている

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ここでは、今注目されている呼吸療法認定士について紹介していきます。

呼吸に苦しむ患者を助ける呼吸療法認定士

喉元のイメージ写真患者さんの中には肺炎やぜんそくなど、呼吸器系の病気で入院される方がいらっしゃいます。そういった患者さんの苦しみは、病気そのものの痛みよりも、発作が起こり呼吸ができなくなることだそうです。

実際に発作が起こった患者さんの話を伺うと「このまま死ぬんじゃないかと思うほどつらかった」とか「死ぬほど苦しい」といいます。
そんな場面に遭遇するのは日常的に起こりうることですが、その際に背中をさすってあげるくらいしかできず、看護師としての無力さを痛感させられてしまう…なんてことも多々あるでしょう。

そんな時のために取得をおすすめしたいのが、呼吸療法認定士の資格。
これは、3学会合同呼吸療法認定士とも呼ばれ、日本麻酔学会・日本呼吸器学会・日本胸部外科学会の3つの学会が合同で認定している資格です。呼吸療法、酸素療法、呼吸理学療法および人工呼吸などの呼吸療法を学び、認定試験に合格することで資格を取得できます。

国家資格ではありませんし、この資格がなければ仕事ができないというものでもありません。また、医師とは違い、病気そのものを解消させられるものでもありませんが、上記のような呼吸で苦しむ患者さんの苦しみを少しでも和らげてあげたり、同僚の看護師にその方法を伝えていけば、病院全体で患者さんのサポートができるようになります。

実際に適切な体位をとったりマッサージをすることで呼吸が楽になるという患者さんが多く、呼吸器系疾患の患者だけでなく、重症患者の治療・ケアにも注目されている資格です。

呼吸療法認定士になるには

1.3学会合同呼吸療法認定士認定委員会が実施する認定講習会を受講
2.認定試験に合格
3.資格取得後は5年ごとに更新

<認定講習会受講資格>
資格:実務経験※
看護師-2年以上
准看護師-3年以上
臨床工学技士-2年以上
理学療法士-2年以上
※経験年数はアルバイト・パート不可。常勤のみ適応。

<認定試験の概要>
受験資格:認定講習会受講者(3年間有効)
日程:11月中旬
会場:東京都内
費用:受験料10,000円、試験合格後登録手数料3,000円
申請書受付:5~6月頃
試験方法:マークシート方式
試験問題:全140問(午前70問、午後70問)
試験内容:認定講習での講義内容、呼吸療法に関する業務一般

<過去5年間の合格率>

回数(実施年度) 合格率 受験者数 合格者数 うち看護師数 占める割合
第12回(平成19年) 64.3% 4,138 2,661 1,640 61.6%
第13回(平成20年) 62.3% 4,257 2,653 1,447 54.5%
第14回(平成21年) 62.3% 4,024 2,505 1,419 56.7%
第15回(平成22年) 60.3% 3,504 2,112 979 46.4%
第16回(平成23年) 63.1% 4,375 2,762 1,328 48.1%

<山梨県の認定士の数>

地域 全体数 うち看護師の数 看護師の占める割合
全国平均 618.2人 389.4人 63.0%
甲信越地域平均 478.7人 293.7人 61.4%
山梨県 176人 98人 55.7%

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